家具の工房【和家具 匠の郷/JAPANESE FURNITURE TAKUMINOSATO】

バーチャル工房見学

 

皆さんは「工場」と聞くと、どのようなイメージをお持ちですか?
 
自動車やテレビなどの家電工場、ビール工場のような大きくて、機械が整然と並ぶ感じ?それとも、こじんまりとした街の金属加工などの町工場のような感じ?

家具の工場は、前者のような大規模なところは国内にはほとんどありません。家具工場というより、「木工所」または「工房」という言葉が合う小規模なファクトリーです。

若い方が少ない業界ですので、木工所内は木粉が舞う中、ご高齢の方々も懸命に作業されています。防塵マスクなどをしたほうが本当は良いのでしょうが、塗装部門の方を含めて装着して作業していない方がけっこう多く、お体が心配です。
 
 
家具の工房
一枚板テーブルのホゾ加工
 一枚板座卓へのホゾ加工
タンスのフラッシュボード(化粧合板)の加工
フラッシュ合板の加工 タンスのフラッシュボード(化粧合板)の加工
丸棒の加工 椅子のフレームに用いる丸棒の加工。
曲げ木を丸棒にする工程 曲げた棒を丸く見事に丸く削り出します。
 

家具も他の工業製品と同様に、様々なパーツを加工する職人により分業されています。すべてを自社で手がける工場は希で、木工を手がける木地屋と呼ばれる木工職人、塗師屋と呼ばれる塗装職人に大別されます。

また、持っている技術や工具によって製品ごとにも異なり、テーブルや椅子などの脚物家具を得意とする木工所、タンスや食器棚などの箱物家具を得意とする木工所、そのほか小物を作るクラフト工房に分かれて作っています。
 
 
家具の研磨
椅子のフレームや座卓の脚などを研磨しているところ。
室内は霧がかったように木粉で霞んでいます。
椅子の研磨
脚部材の研磨
 

さらに、指物師に代表される無垢材の家具を作る職人と合板を使った大量生産の家具をつくる職人、塗師屋では伝統工芸師になるような漆器職人とウレタン樹脂塗装などの化学塗装を行う職人とでも異なります。
 
下地の着色
ステインを使ってのパーツの着色。
塗っては拭き取りを何度も繰り返します。
ガン吹き塗装ウレタンの吹きつけ塗装工程。木粉が付着する恐れがあるため、通常は木工部とは隔離した場所で作業を行います。
幕板部材の研磨
下地塗装を研磨しているところ。ひとつひとつ手作業です。
ひとつひとつ手作業です。
天板の下地研磨
オートメーションの塗装
脚を乾燥されるために吊して乾燥機にかけます。
このような規模の木工所は国内では少なくなりました。
 

このように家具はほんの一部の工程を除き、すべて熟練の職人らによるハンドメイドで仕上げられる工芸品であることがおわかり頂けると思います。
 
 
漆器工房 漆職人は昔から塗師屋とよばれ、漆を乾燥させるムロを備えた作業場で丹念な作業を繰り返し行っています。
後藤塗の研磨 仕上げは炭を使った研磨を何度も繰り返しながら根気よく行います。

信楽焼きのできるまで

和紙の手漉き工程
漆器を生む熟練の技

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